日常記録2011年03月13日

あれから丸二日経った・・・

水道は未だ復旧しておらず、苦しい生活が続いていた。

応急処置として給水車が公園に来ると防災無線でお知らせが・・・
早速容器を持参して近所の知り合いと合流して公園へ行って見ると、
そこには偉く小さい給水車が1台だけ来ており、
その後に長蛇の列ができていた・・・

もっとタンクローリーみたいにでかいのが来ると思っていたが、
これじゃー全員に2リットルづつすら配分できやしない。

一応ピストン輸送するらしいが次のが来るのは1時間後・・・
それでも自分達まで回って来るか分からない状態だ(滅)

しばらくすると自治体の人がやってきて、
給水車の水はお年寄りに優先して、車がある人は水道局に行けとの事。

それは最初の防災無線で言って欲しかったなぁ・・・
知らなかったこっちも悪かったが、無駄な時間を費やしてしまった(鬱)

しかし水道局なんて行った事もないのでカーナビで検索して向かう。

するとこっちにも長蛇の列が出来ていたが、
仮設の給水所が出来ていてそっちは水を汲み放題だった。

では列は何かと言うと、ビニール容器にあらかじめ入った水を、
職員がせっせと用意して無料で配っていたのだ。

ペットボトルしか用意できなかったのでこれはありがたい。
早速並んでいると、職員が1家庭に1つだけだ!とキレかかっている。

譲り合いの精神がない一部の人への対応に疲れているのだろう。
無理もない、ここに来ている全員が多分疲れきっている。

水袋は5リットル入りなので飲料水用には1つで十分だ。
しかし不定形なのでものすごく運び辛い・・・

こんな事をやるとは夢にも思わなかったが、
万が一もう1度被災する可能性を考えて色々体験しておいたほうがいい。

お皿にラップをして食器を洗うのを控えるとか、
カンパンやお菓子よりは缶詰とかを食べて喉の渇きを防ぐとか、
阪神淡路大震災のときに学んだ情報がリアルに役に立つ・・・

まー飲料水は自販機があるのでジュースとかで回避できるが、
問題は風呂とトイレだ・・・

とりあえず一度実家に帰って風呂には入ってきたが、
わざわざ往復していたら貴重なガソリンがあっという間に底を付く。

ガソリンスタンドは物凄い渋滞で1台辺りの規制もある。
余震が酷かった場合を考えて車は極力使いたくはない。

とにかく水道が復旧するまではなんとか耐え凌がねば・・・

家が無事なだけでもありがたい。
普通の暮らしがかけがえのないものだと、今となって実感する。